“なんとなく”から卒業!データをもとにしたキーワード選定・記事テーマ考案の重要性
みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!
あんまーるの編集長をしているわたし。毎月はじめにキーワードを選定し、その月に執筆する記事の大まかな内容を決めています。
これまでその作業をなんとなく、こういう感じでやればいいんだろうなというイメージで進めでいたんですが、先日とある出来事をきっかけに「キーワードの選定方法・記事テーマの考え方」とあらためて向き合うことができました。
そこで今回は、わたしが気づいた“なんとなく”ではないキーワードの選定方法・記事テーマの考え方とその重要性についてまとめてみようと思います。
目次
“なんとなく”が差を広げた!力不足を痛感した出来事
まずは、どのような出来事があったのか、そのお話からしようと思います。
6月を目前に迎え、6月分のキーワード選定を始めたわたし。
「こういう記事があるといいかも」と考えながらキーワード・記事テーマを決めていたんですが、途中でネタ切れしてしまいました(大体いつもこんな感じです)。そうなるといくら考えてもなかなか出てこないので、現役ママである同僚たちに「記事テーマも考えてみてほしい」と助けを求めることにしたんです。
すると、そのメッセージを見た上司から大量の記事テーマ案が送られてきました。具体的には以下のような感じ。
- 無料で遊べる施設の紹介
- トロピカル王国
- 今まで出した飲食店記事のうち、キッズスペースのある飲食店まとめ
- 主要観光施設の料金まとめ
- 湿気対策
- 湿気対策のうち野菜の保存について
- 沖縄の神社(寺)まとめ
- 本島から日帰りで行ける離島まとめ
どれもわたしが思いつかなかったものですが、なかには「これは出てきそうだったなぁ……」というものもあり、差を痛感すると同時に自分の力不足を実感しました。
データの活用は必須!先日の出来事から気づいた3つのこと
この出来事をきっかけに、わたしは「キーワードの選定方法・記事テーマの考え方」とあらためて向き合うことにしました。その中で気づいたのが以下の3点です。
キーワードを選定する際は「流入キーワード」を確認する
せっかくサーチコンソールがあるのに、これまで流入キーワードをあまり確認していなかったわたし(まじなんで?)。
ユーザーがどういうキーワードであんまーるに訪れているのかを確認すれば、自ずとどういう記事を書けばいいのかが見えてくるはずなのに、それをしていませんでした……。
今年の夏、沖縄にコストコができること、そして今ちょうど梅雨真っ只中であることから、あんまーるの流入キーワードの上位はこんな感じです。
コストコ系のキーワードも、雨の日系のキーワードもすでに記事化しているので新規作成は難しいかもしれませんが、リライトする価値は十分にあるなぁと感じました。
こういう感じで流入キーワードを確認することで見えてくることもあるので、キーワード選定・記事テーマ考案の際は、必ずチェックしようと思います。
流入キーワードをそのまま記事にする必要はない
あんまーるの流入キーワードのひとつに「国際通り キッズスペース」があります。これを見たとき、わたしは「“キッズスペースがある国際通り内または付近のお店”を紹介する記事を作成しないといけない」と思いました。
実際その記事を作成する場合、まず該当するお店に足を運ばなければならないので、すぐに新規記事として作成するのは難しいという理由で後回しにしていたんです。
そんなとき、送られてきたのが先ほどご紹介した上司から送られてきた記事テーマ案。「今まで出した飲食店記事のうち、キッズスペースのある飲食店まとめ」があるのを見て、「なるほど、そういうことか」と思いました。
もしかしたらわたしの解釈は間違っているかもしれませんが、「国際通り キッズスペース」を必ずしもそのまま記事化する必要はなく、「キッズスペース」というキーワードでの流入があるという事実を踏まえて、そこから思考を膨らませて記事テーマを考えるのもありということに気づいたんです。
実際、これまでに公開した飲食店記事の中に“キッズスペースがある国際通り内または付近のお店”があるかもしれないので、そういう意味では「国際通り キッズスペース」というキーワードにも多少対応できますし……。
Search ConsoleやGoogleアナリティクスなどの分析ツールを確認すれば、ある程度「成果が期待できる記事はどういう記事なのか」がわかりますが、その成果の度合いは実際に公開してみないとわかりません。
そう考えると、ターゲットに寄り添ったテーマの記事であれば試験的に書いて公開してみるのもありなんじゃないかなと感じました。今後はそういうチャレンジもどんどんしていきたいです。
SNSがキーワード選定・記事テーマ考案のヒントになる
上司から送られてきた記事テーマ案の中には、SNSからヒントを得たというものも。
なんでか自分でもわからないんですけど、わたしの場合、SNSで見たものは「同じくInstagram(インスタグラム)、またはX(エックス)で投稿したほうがいい」と思ってしまいがち。
でも、これも必ずしもそうである必要はないですよね。中には記事化できるものもあるはずなので、もっと柔軟な思考で対応できるようになれるといいなと感じました。
「ネタはどこに転がっているかわからない」という意味では、以前公開したブログにも共通しているような気がします。何でもかんでも決めつけずに、「こうできるかも」「そのパターンもありかも」といろんな選択肢を踏まえて考えていきたいです。
日常的に意識!サーチコンソールとにらめっこしよう
今回の出来事で気づき反省した点は、Search Consoleを使わなすぎていたこと。せっかくデータを収集してくれているのに、それを最大限に活かすことができていませんでした。
本来であれば「毎日この時間にチェックする」と決めるのがよいのかもしれませんが、わたしの性格的に、その時間と思考系の業務(単純作業じゃなく頭を使う業務)が重なるとイラっとしてしまいそうな気が。
なので、まずは集中力が切れたタイミング、業務がひと段落したタイミングなどにチェックするよう心掛けたいなと思います。
もちろん、データを見ながら「これがこうだから……」と考えるのがベストですが、「ふむふむ、こういう感じね」とただ見るだけでも気づけることはあるはず。とりあえず、Search Consoleとにらめっこすることを習慣化しようと思います。
“なんとなく”でもできるけど……
正直、キーワードの選定・記事テーマの考案はなんとなくでもできると思います。それでもある程度の成果は得られるだろうし、うまくいけば思ってた以上の成果が出ることもあるでしょう。
でも、やっぱりデータを見ながら「どういうキーワードで対策すべきか」「どういうテーマの記事がターゲットに求められているのか」などと考えることは、オウンドメディアを効率的に運用する上で重要です。
だってそのほうが、よりスムーズにキーワードの選定・記事テーマの考案ができるし、満足な成果を得られるから。今回ご紹介した出来事をきっかけにわたし自身がそう強く感じました。
これからはSearch ConsoleやGoogleアナリティクスをこまめに確認しながら、それらのデータをもっともっと活かしながら、オウンドメディアを運用していこうと思います。