みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。

LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!

突然ですが、ミスをゼロにすることってなかなか難しいですよね。「しっかり対応しないと!」と気をつけていても、思わぬところでミスしまうことは珍しくありません。

とくに、忙しいときや慣れてきたときはミスしがち。余裕のなさや「もう大丈夫」という驕りは、ミスを誘発するような気がします。

わたしは、沖縄子育て応援メディア「あんまーる」の編集長をしながら、いくつかのオウンドメディアで記事作成を担当しています。そのため、日々記事と向き合っているんですが、そのなかでミスをすることがあります。なるべくゼロにしたいなと思っているものの、同じミスを繰り返すこともしばしば……。

そこで今回は、オウンドメディアの記事を作成するなかでやってしまった失敗、そしてあんまーるの運用でわたしがよくやるミスを振り返りながら、ミスをしないようにするためにはどうすべきかを考えていこうと思います。

確認してる“つもり”だったのかも……。表記ミス・誤字脱字を頻発

わたしが担当している案件のひとつに、表記やその他ルールが細かく設定されている案件があります。専門性が高い分野ということもあり、単語ひとつ取っても細かく表記が決められています。

クライアントさまがルールをまとめたレギュレーションシートを作成してくださったので、いつも記事が完成したらそのシートと照らし合わせて、抵触していないかどうかを目視で確認しています。
「それで問題なくできている(ルールに抵触せずに仕上げられている)」と思っていたんですが、つい最近、その点についてご指摘をいただきました。直接的な指摘ではなかったものの、たしかに「本当にちゃんと確認しているのか? ミスが多いけど……」というニュアンスが込められていました。

記事を納品する前にルールに沿っているかどうか確認していたものの、それは十分ではありませんでした。もしかしたら忙しさにかまけて無意識に手を抜いていたのかもしれません。

この件について上司に報告し、わたしはしっかりお灸を据えられました。当たり前にできないといけないことができていないのだから当然です。

あんまーるの記事でもミスしがち。よくやる3つのミス

同じ時期ではないものの、あんまーるの運用でもミスをすることがあります。とくに以下の3つは、あとで「またやってるよ……」と気づくことが多いミスです。

1.カタカナ表記を入れ忘れる

わたしたちが運用しているあんまーるでは、子どもと一緒に行けるカフェやレストランのほか、家族で楽しめるスポット、ファッションに関する豆知識、暮らしのお役立ち情報などをご紹介しています。
そのため、記事によってはタイトルや見出しに店舗名または施設名が入ることもあり、ときにはそれが英語表記になることもあります。

以前は英語表記のみのまま公開していましたが、上司から「カタカナで検索する人が多いんじゃない?」とアドバイスをいただき、その後は「英語表記(カタカナ表記)」にするようにしました。

「英語表記(カタカナ表記)」をマストで取り入れていくつもりでしたが、つい忘れてしまうことも。とくに日本語のみのタイトルの記事が続き、久しぶりに英語表記ありのタイトルの記事を入稿するときに忘れてしまいがちなような気がします……。

2.見出しにキーワードを入れ忘れる

SEOの観点では、見出しにキーワードを入れるのが必須! 記事の評価が高まるため上位表示されやすくなるほか、読者にとっても「何が書かれているのか」がわかりやすくなります。

そのため、見出しにはなるべくキーワードを入れたいところですが、気を抜くと「見出しにひとつもキーワードが入っていない」ということもあります。

たしかに、キーワードによっては見出しに入れづらいことも。ただ、ほとんどの場合、見出しの作り方を工夫すれば入れられると思うんです。

たとえば、キーワードが「食品添加物 子ども」の記事内に、「食品添加物に気をつけたい食品」という見出しを作ったとします。ただ、これではキーワードの「子ども」が入っていません。見出しを見直して「子どもが大好きなあの食品にも!食品添加物に気をつけたい食品」にすれば、キーワードをすべて含めることができます。

このように工夫次第では、どのようなキーワードも基本的には見出しに入れられると思うんですが、だからといって不自然にキーワードを入れるのは望ましくありません。記事の質が下がってしまいますし、読者が違和感を覚えて即離脱してしまう可能性もあります。

大前提として「自然に入れること」が重要になりますが、それを踏まえてもひとつも入っていない状態はなるべく避けたいなと思いました。

3.内部リンクを設置し忘れる

Wisdom by LLWのわたしの記事にたびたび登場する内部リンク。「公開した記事が検索結果に表示されない!原因の解明から対処するまでの流れ」「またもや公開した記事が検索結果に表示されない!仲間と導き出した原因と対処法について」でその重要性についてお話しています。

にもかかわらず、内部リンクを設置し忘れることがよくあります。とくに「急いで入稿しなきゃ!」というときに忘れがちで、あとから慌てて設置することも珍しくありません。

内部リンクの設置はクローラーの巡回を促すことからSEOの観点でも必須ですし、読者にあんまーる(オウンドメディア)を楽しんでもらうためにも欠かせません。

幸い、あんまーるの公開記事数は豊富なので、内部リンクの設置は容易です。だからこそ、設置し忘れるというミスはなるべくゼロにしていきたいなと思っています。

目視+ツールの活用+二重チェック!ミスをなくすためにしたこと

あんまーるを含むオウンドメディアの記事作成をするなかで、上述したようなミスをしがちなわたし。これは問題であり早急に改善する必要があります。

では、上述したミスはどうすれば改善できるのか。以下にわたしが考えて実行している改善策をまとめます。

1.表記揺らさないシートを活用する

まず、はじめに記載した「表記やルールが明確に定められている案件での表記ミス・誤字脱字」に関しては、弊社で使っている表記揺らさないシートの活用がベストだと考えました。

表記揺らさないシートとは、弊社のパートナーさんが作成してくれた超便利なツールです。あらかじめ案件ごとのレギュレーションを記入しておけば、そのあと記事の本文をまるっとコピーして指定の枠に貼り付けることで、レギュレーションに抵触している表現を拾ってくれます。簡単にミスに気づけるので、目視で確認するよりもかなり時短になります。

「こんな便利なシートがあるなら全案件で活用すればいいんじゃ?」と思った方もいるかもしれません、本当にそのとおりです。そうしておけば、表記やルールが明確に定められている案件での表記ミス・誤字脱字は起きなかったかもしれません。

このシートを活用していなかった一番の理由は、「クライアントさまがまとめたルールが思いのほか多く、シートへの反映に時間がかかりそうだったこと」なんですが、これも言い訳にしか過ぎません。忙しくまとまった時間を取れないにしても、少しずつでもシートに反映していくことはできました。ここを怠けたことで、結果的に大きなミスにつながってしまいました。

この反省を活かし、今はミスしてしまった案件でも表記揺らさないシートを活用しています。その結果、レギュレーションに抵触している表記や表現を効率よく拾うことができています
ただ、まだ使いづらさを感じる部分があるので、シート作成者のパートナーさんに相談しながら、より精度の高いシートにできたらいいなと思います。

2.二重チェックを行う

これまで、わたしが担当している案件は基本的にわたしひとりで内容や表記、誤字脱字のチェックをしていました。もちろん、このタイミングですべてのミスを見つけて直したいとは思っていますが、人間なので確認漏れが出てしまうこともあるはず……。

そこで、とくにルールが細かい案件に関しては、二重チェックを取り入れるようにしました。わたしと同僚の2人体制でチェックすることで、表記ミスや誤字脱字をゼロにしたいと考えています

さっそく効果が出ていて、わたしのあと同僚にチェックしてもらったら、わたしが見逃していたミスに気づいてくれました。アナログではありますが、ひとりでチェックするよりも2人でチェックしたほうが安全だと思うので、これは引き続きやっていこうと思います。

3.AIの力を借りる

誤字脱字は目視や上述した表記揺らさないシートで拾えることもありますが、どちらも完璧とはいえません。そのため、AIの力も借りてみようかなと思います。

実際に、Chat GTPに記事の本文とあわせて「以下の文章に誤字脱字がないか確認してください。」という指示を出してみたところ、以下のような回答が来ました(※一部抜粋)。

確認したところ、以下の箇所に軽微な修正が必要と思われる誤字や文章の不自然な点が見られます。

「日程や働く時間などを柔軟に設定でき」
→ 「日程や勤務時間などを柔軟に設定でき」の方が適切です。

「会社契約の寮を完備しているためすぐに腰を据えて働けます。」
→ 「会社契約の寮を完備しているため、すぐに腰を据えて働くことができます。」にすると、文全体の調子が揃います。

今回は誤字脱字がなかったため表現のみの指摘でしたが、個人的には好感触でした。そのため、目視で確認しつつAIの力も借りてミスをゼロにしていきたいなと思います

4.レギュレーション化する

わたしがあんまーるの運用をするなかでやりがちなミスは、どれもレギュレーション化できるものばかり。
そのため、まずはあんまーる全体のレギュレーションに以下の3つを追加しました

  • 英語表記の店舗名や施設名には必ずカタカナ表記をつける(タイトル・見出しは必須)
    例:BURGER STAND Hi-Five(バーガースタンド ハイファイブ)
  • 見出しにはなるべくキーワードを入れる(不自然にならない範囲で)
  • 内部リンクを1つ以上設置する

オウンドメディアは、自分ひとりで運用しているわけではありません。仲間と一緒に支え合いながら運用しているので、なるべくミスしてほしくないことに関してはレギュレーション化して、周りの協力を得ながらミスをゼロにしていけたらいいなと思います。

5.自分用のレギュレーションを作成する

周りに協力してもらうことも重要ですが、だからといって頼りすぎるのもよくありません。ライターさんもひとりの人間なので、レギュレーションを確認していてもときにはミスをしてしまうこともあるでしょう。

わたしが担当している案件は、基本的に最終確認をわたしが行っているため、そこでライターさんのミスを含め、全体的に問題がないかをチェックする必要があります。

このとき、全体のレギュレーションを見ながら確認するのもよいですが、わたしの場合は「自分用のレギュレーション」を作成して確認するのもありかなと。全体のレギュレーションとあわせて、自分がやりがちなミスに関連したレギュレーションもまとめておくことで、凡ミスをより防ぎやすくなるかなと考えました。

メモ程度の簡易的なレギュレーションではあるものの自分用を作成したので、同じミスを繰り返さないよう気を引き締めて確認しようと思います。

まとめ

ミスをゼロに、つまり完璧を目指すことはなかなか難しいかもしれません。しかし、なるべくミスは減らしていきたいですし、自分で決めたルールやクライアントと共有しているルールに関しては絶対的に守るのが当たり前です。そのため、今回振り返った大きな失敗やよくやるミスを今一度自覚して、自分で考えた改善策にきちんと取り組んでいこうと思います。ミスゼロ、目指します!

ちなみに、自分用のレギュレーションを作ることは、オウンドメディア運用に限らずさまざまな業務に応用できるかな。もし今後ほかの業務でミスに悩んだら、そのときも積極的に活用しようと思います。

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