広告の種類とそれぞれの特徴・Instagram(インスタグラム)広告が人気の理由をご紹介
こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。
つい先日、広告を運用している会社の方と会って話す機会があったのですが、そのときに「なかでも手間がかかるのがAmazon広告」と仰っていました。
Amazon広告は着手したことがないので調べてみたところ、たしかにやることが多そうなイメージがありました。ただ、Amazonを利用するユーザーは購買意欲が高いので、費用対効果はかなり高そうです。
広告にはさまざまな種類があるので、特徴を踏まえて最適な手段を選ぶのが1番ですね。
今回は、広告の種類とそれぞれの特徴、Instagram(インスタグラム)広告が人気の理由についてまとめていきます。
目次
広告にはどんな種類がある?それぞれの特徴について
インターネットが普及していなかった時代はテレビや新聞、ラジオの広告がメインでしたが、いまでは数多くの種類があります。
1. テレビ広告
テレビ広告は、動画を通じて広範囲の視聴者にリーチできる伝統的な広告手段です。ビジュアルと音声を組み合わせることで、視聴者の感情に訴えかける強い影響力があります。
これまで見たテレビCMのなかに、「頭から離れない」というものがひとつはあるはず。見た瞬間に「利用しよう(購入しよう)」と思う方は多くはないと思いますが、インパクトのあるビジュアルと音声で認知度は高めることができます。
テレビ広告は多くの人にアプローチができる、商品やブランドのイメージを具体的に伝えられるなどの特徴がありますが、一方でコストがかかるという注意点もあります。人気の放送局や多くの人がテレビを見る時間帯の放送はかなりのコストがかかるでしょう。
2. インターネット広告
インターネット広告は、Webサイトやアプリ、SNSなどを活用して行われる広告手法で、近年急速に普及しています。デジタルデバイスの利用拡大に伴い、多様な形式が登場しています。
主な種類は以下の通りです。
ディスプレイ広告:Webページ上にバナー形式で表示される広告
リスティング広告:検索エンジンで特定のキーワードに連動して表示される広告
SNS広告:FacebookやInstagram(インスタグラム)、X(旧:Twitter)などのSNSプラットフォームでの広告
動画広告:YouTubeなどで再生前や再生中に表示される広告
インターネット広告の最大の特徴は、精密なターゲティングが可能なことです。たとえば、Googleで「SEO」と検索すると検索結果にSEO会社の広告が表示されます。SEO会社を利用したい人、SEOについて調べたい人が検索するので、そのような人(ターゲット)に効果的にアプローチできます。
さらに、インターネット広告は効果測定が可能な点も魅力です。インプレッション数(広告が表示された数)やクリック数、コンバージョン数(ユーザーがアクションを起こした数)などを調べられるので、そこから改善してより良い広告を制作していくことができます。
インターネットを利用する方が増えているのでインターネット広告は費用対効果が高いものの、最近は「SNS疲れ」を引き起こす方が増えており、広告をスルーする方も増えているようです。実際にわたし自身も広告をスルーしてしまうので、広告運用者はさまざまな対策を講じる必要がありますね。
3. 新聞広告
新聞広告は、印刷メディアを通じて提供される広告の一種です。地域ごとのターゲット層にアプローチすることができます。
テレビ広告と同じように、新聞広告も出版先によって費用は変わりますが、全国紙だとかなりの金額になるのだそう。発行部数が800万近くの新聞に広告を掲載する場合、3,000万円以上かかるのだとか……。
新聞は若年層よりもシニア層に好まれるので、ターゲット層を考慮して利用したほうがよさそうです。
4. 雑誌広告
雑誌広告は、特定のジャンルや趣味に特化した雑誌に掲載される広告です。読者層が明確なため、ターゲットを絞ったアプローチが可能です。また、雑誌を購入する方は「読んだらすぐに捨てる」という方は少ないもの。長期間保存しますし、何度も読み返す人が多いので長きにわたって広告が目に触れる可能性が高いと言えます。
雑誌広告を利用する際の注意点としては、広告の掲載希望者が多いと掲載できない可能性があることが挙げられます。新聞はほぼ毎日発行されますが、雑誌だとほとんどが月に1回ペースです。「このタイミングで掲載したい」と思っても、空きがなければ掲載することは難しいでしょう。
5. 屋外広告
屋外広告は、街中や公共交通機関などで見られる広告です。看板やポスター、デジタルサイネージ(電子媒体を使用して情報発信を行うシステム)など、さまざまな形式があります。
屋外広告の最大の魅力は、多くの人に自然と目に触れることです。たとえば電車に乗っているとき、スマホを触っている方も多いですが、目の前の広告を見る方もいますよね。わたしは乗り物に乗っているときにスマホを触るのが苦手なので、目の前の広告を見ることがあります。毎日同じ乗り物に乗っている人は何回も目にするので、自然と覚えるでしょう。
このように、屋外広告は不特定多数の方にアピールすることができます。
ただし、屋外広告は詳細な情報を伝えにくいという難点があります。長時間その場にいる場合は細かい文章も読むかもしれませんが、基本的にはあまり読まれないため、パッと見てわかる内容にすることが重要です。
6. ラジオ広告
ラジオ広告は音声のみで情報を伝える広告で、地域密着型のプロモーションに向いています。ドライバーやラジオリスナーへのアプローチに効果的です。
最近、代車でCDが聴けなくなったので久しぶりにラジオを聞いていたのですが、毎日同じ時間帯に同じ広告が流れるので自然と覚えました。耳に残りやすい広告は自然と覚えるので、潜在層へのアプローチにも効果的だと思います。
ラジオ広告の難点としては、若年層へのリーチが難しいことが挙げられます。わたし自身もそうですが、若い方は運転中に音楽を聞く人が多いので若年層へのアピールは難しいと言えます。
7. インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、SNSやブログなどで影響力を持つインフルエンサーを活用した広告手法です。特に若年層へのアプローチに効果的で、「この人がおすすめしているから」という理由で商品を購入する方も少なくありません。
また、インフルエンサーマーケティングは拡散力が高いのも魅力です。フォロワーが拡散すると、そのフォロワーのフォロワーにも見てもらえるので、企業やブランドの認知度アップにつながります。
インフルエンサーマーケティングを行う際の注意点としては、インフルエンサーの選定を誤らないことです。イメージに合わないインフルエンサーを起用しても効果を得られない可能性がありますし、場合によっては炎上しかねません。これでは逆効果になってしまうため、インフルエンサーマーケティングを行う際は慎重に検討する必要があります。
Instagram(インスタグラム)広告が人気の魅力
広告にはさまざまな種類がありますが、なかでも人気なのがInstagram(インスタグラム)広告です。人気の理由は以下にあると考えます。
1. 視覚的な訴求力が高い
Instagram(インスタグラム)は写真や動画がメインのプラットフォームであり、視覚的な情報を重視するユーザーが多く集まっています。そのため、商品の魅力を視覚的に伝える広告が特に効果を発揮します。ビジュアルを工夫することでユーザーの関心を引き、購入やサービス利用に結びつけることが可能です。
また、Instagram(インスタグラム)広告はフォーマットも多彩で、ストーリーズ広告やカルーセル広告など、動的でインパクトのある表現ができます。特にストーリーズ広告では全画面表示となり、ユーザーの注目を集めやすいのが特徴です。
2. ターゲティング精度が高い
Instagram(インスタグラム)広告は、Facebook広告と連携した高度なターゲティング機能を持っています。年齢や性別、地域、興味関心など、詳細な条件を設定することで、特定のターゲット層にピンポイントで広告を配信できます。
この精度の高さが、広告費用対効果を最大化する理由のひとつです。
3. 利用者層が幅広い
Instagram(インスタグラム)は若年層を中心に幅広い年齢層のユーザーが利用しており、国内外で多くのユーザーを抱えています。特に、購買意欲が高い20代から40代の層が多く、ライフスタイルやトレンドに敏感な消費者層にアプローチしやすいのが特徴です。また、企業アカウントやインフルエンサーをフォローする文化が根付いており、広告に対する抵抗感が少ない点も人気の理由です。
4. 低予算で広告を配信できる
テレビ広告や新聞広告の場合、すぐに何百万円・何千万円の費用がかかります。そのため、中小企業にとっては手を出しにくいと言えるでしょう。
その点、Instagram(インスタグラム)広告は1日最低100円から出稿できます。もちろん、100円だとほとんど効果は見込めないので1か月に数万円・数十万円の費用がかかりますが、それでもほかの広告に比べて低予算で配信することが可能です。
なお、Instagram(インスタグラム)広告の予算についてはこちらの記事でご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください!
5. ブランド構築がしやすい
Instagram(インスタグラム)は広告だけでなく、企業アカウントを通じてブランドの世界観やストーリーを継続的に発信する場としても適しています。広告と連動させて、アカウント内で統一感のある投稿を行うことで、広告を見たユーザーが自然とフォローにつながることも珍しくありません。
さらに、ユーザーがコメントや保存機能を活用して広告をシェアすることで、ブランドの認知が広がりやすい特徴もあります。
6. インタラクティブな広告体験が可能
Instagram(インスタグラム)広告は、ただ商品を見せるだけでなく、ユーザーが直接アクションを取れる仕組みを提供しています。たとえば、アンケートやクイズを取り入れた広告でエンゲージメントを促すなど、双方向の体験を提供できます。
このインタラクティブ性がユーザーとの距離を縮め、購入意欲を高める要因となっています。また、インスタライブやリール広告も活用することで、リアルタイムでの接触や短い動画での訴求が可能です。
まとめ
広告は、商品やサービスを広め、消費者との接点を作る重要な手段です。テレビ広告やインターネット広告といった伝統的な手法から、新しいデジタルマーケティングの方法まで、多様な選択肢が存在します。広告を配信する際は、ターゲットや予算、目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
ちなみに、個人的にはInstagram(インスタグラム)広告が万能だと思います。ターゲティング精度が高く、低予算で出稿できるので初めて高校配信を行う際は、試してみると良いかもしれませんね。