こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。

わたしは記事作成だけでなく広告運用も担当しているのですが、運用しているなかでクライアントから「流入数の結果が悪い」とご指摘を受けたことがあります。流入数が悪かった原因は、LPがなかったことでした。

そこで今回は、広告運用を行ううえで「LPが必要」と考えさせられたことについてお話します。

LP(Landing Page:ランディングページ)とは?

LPとは、ユーザーが最初に閲覧するページのことです。わたしは最初、LPと聞いたときに「HP(ホームページ)と一緒」だと思っていました。ですが、調べるとLPとHPは目的が異なりました。

LPは、ユーザーに「購入」「お申し込み」「資料請求」などの行動をしてもらうためのWebサイトのこと。1ページ内に1つのサービス・商品情報が集約されており、コンバージョンを目的として作成されます。ユーザーの興味をひく構成・デザインになっており、集客は主に広告から行います。

HPは、企業情報やサービス・商品紹介・コラムなどの情報を集約したWebサイトです。ページが複数あるのが特徴で、主に検索エンジンやSNSなどから集客を行います。

LP(Landing Page:ランディングページ)を作成するメリット

ホームページに問い合わせのページがあるならそこに誘導することも可能ですが、広告を配信するならLPを作成しておきたいところ。その理由は以下の通りです。

購入・お申し込み・資料請求などの成果が得やすい

LPは、「悩み」→「解決の提示(サービス・商品紹介)」→「今がお得」の流れで構成されるのが一般的です。たとえば、コスメを販売している企業であれば以下のような流れになります。

  • こんなシミ・シワの悩みありませんか?
  • このファンデーションを使えば目立たなくすることが可能
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HPだと、1つの商品を細かく紹介することが難しいのですが、LPであればその商品だけに焦点を当てて紹介することが可能です。そのため、LPはHPに比べて購入・お申し込み・資料請求などの成果が得やすくなります。

インスタグラムの広告でLPではなく、オンラインショップの商品ページにリンクされているのを見かけることがありますが、「広告であがっていた商品はどれ……?」と思うことがあります。興味があって開いただけなので購入する気はなかったのですが、個人的に「購買意欲が薄れちゃうな〜」と思ったので、ユーザーからしてもLPは必要だと感じます。

効果を測定しやすい

HPの場合、ページが複数あるので「どのページを改善すべきか」を特定するのが難しくなります。

その点、LPは1ページしかないため改善点が見つかりやすいのがメリットです。どこがよく読まれているのか、購入(申し込み)ボタンは何回押されているのかなど、細かい部分まで把握できるので、文章を変更したりボタンの設置箇所を変えたりと、最適化を図ることが可能です。

広告運用をするならLP作成(Landing Page:ランディングページ)の提案も必要

「とりあえず広告を流したい」ということで、LPなしで始めたInstagram(インスタグラム)の広告運用。

過去に行っていたキャンペーンの結果の単価と比べるといい感じだったので、やり方自体に問題はありませんでした。ですが、クライアントから「クリック数に対して問い合わせの流入数が少ない」とご指摘を受けました。流入数が少ないのは、LPがないことが大きな原因だと考えられます。

前述したように、LPを作成すれば購入・お申し込み・資料請求などの成果が得やすくなります。最初は「LPがなくても問題ない」と思っていましたが、実際にLPなしで広告運用を行ってみるとクライアントの満足のいく結果が得られないことに。

「キャンペーン期間が間近でLPを作成する時間がない!」という場合は難しいですが、多少の余裕がある場合は最初にLPの作成を提案したほうがよい、と学びました。

ちなみに、LPの作成にも費用が発生するので、クライアントによっては「費用を抑えたいからLP作成は不要」と断られるケースもあります。もし毎年行うキャンペーンであれば、LPを作成したほうがよい理由と一緒に「作成したLPは使い回すことができる」という点もアピールするとよさそうです。

これは弊社の社長から教わりました。

余談ですが、関連会社の社長から「いろいろな視野や視点をもって考えよう」、弊社の社長から「相手より3足先を想定して対応することを意識して」といわれたことをできていないな、と痛感しました。営業には携わっていないのですが、広告運用を行う際に「LPを準備していない」となったら提案することはできるので、今後に活かしたいと思います。

まとめ

広告運用を依頼する企業は、すでにLPを作成しているところもありますが、なかには「起業したばかりでHPしかない」「広告を一旦試したい」などの理由により、LPを準備できていない企業もあります。

LPなしで広告運用を行った結果、クライアントの満足につながらなかったのでその経験を活かして、次回以降LPの準備がまだのクライアントには作成の提案を行っていきたいと思います。

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