理解したうえで先方にメッセージを送ることが大事!わたしが危なかったと感じた体験談をご紹介
こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。
上司や同僚から「これを先方に確認してほしい」と言われたとき、その内容を理解したうえで先方に確認をしていますか?
わたしは以前、「細かいところまで理解せずそのまま先方に確認するところだった!」ということがありました。そこで今回は、その体験談と理解せずに送っていたら起こっていたかもしれないことについてまとめます。
目次
理解したうえで送るべし
わたしは以前、LP作成でクライアントと制作担当者の間に入ってやり取りをしたことがあります。そのとき、制作担当者に「デザインに問題がなければこのままGoogleアナリティクスの設定を進めます。サーチコンソールの設定はどうしますか?公式サイトにサーチコンソールが設定されている場合、重複してSEOに影響が出る可能性があります」と言われました。
このときわたしは忙しく、先に「Googleアナリティクスの設定をお願いします!サーチコンソールに関しては確認します!」と返事をし、先方に公式サイトにサーチコンソールを設定しているのか、設定している場合は共有してもらえるのかを確認しようとしていました。
少し落ち着いたタイミングで先方に送るメッセージを作成する際、「重複してSEOに影響が出る?なぜ?もし先方から聞かれたら答えられないな」と思い、調べることにしたんです。
すると、出てきた答えは以下でした。
- 重複コンテンツが存在するとGoogleはどのページを「オリジナル」として評価すべきか判断しかねるため、結果として検索順位が分散し全体的な評価が低くなる可能性がある
- 同じ内容のページが存在するとGoogleが重複ページをインデックスしない可能性があり、検索結果に表示されないことがある
なるほど、と理解したうえで「先方に確認する必要はあるのか」について考えました。一応先方に確認するほうがよいのかもしれませんが、サーチコンソールを設定すると悪い影響を与えるので答えは決まっています。あと、LPなのでサーチコンソールを設定したところでほとんど見ることもないでしょう。そのため、先方に確認する必要性はないと判断しました。
ただ、わたしが調べた答えが間違っている可能性もあります。これに関しては、ほかの記事をたくさん見て正しいかどうかを確認するよりも、有識者と答え合わせをしたほうが効率的です。
LP制作担当者に時間を設けていただき、「調べたところ、こういう理由でSEOに影響を与えると記載されていましたが、あっていますか?」と確認。
ついでに「SEOに影響を与えるということは、たとえば場合によってはLPが上位表示され、公式サイトの順位が下がってしまうということですよね?そもそもこのLPはSEO対策をする必要はないですし、公式サイトでSEO対策をしているのにLPが邪魔しちゃうと……」という話もさせていただきました。
LP制作担当者も同意見だったので、結局先方に確認はしませんでした。
理解しないでそのまま送っていたらどうなっていた?
もしわたしが深堀りをせずそのまま先方に送っていた場合、以下のような状況になることが考えられます。
1. 質問の回答確認のために先方の時間を奪ってしまう
2. 新たな疑問が生まれ、やり取りでお互いに時間がかかる
3. 当初の質問から話が脱線し、全員が混乱した状態になり収集がつかなくなる
公式サイトの運用を他社に任せているクライアントだったので、「運用会社に確認します」とさらに時間を奪ってしまう可能性もありました。
相手がすぐさま判断できる場合であれば、念のため確認したほうがよいかもしれません。ですが、ときには相手の時間を奪わないためにあえて確認しなくてもよいケースもあるのだと学びました。
ちなみに「通常はLPにサーチコンソールは設定しないけど、長浜さんにも一応話を聞いてみてと上司に言われたので確認した」とのことでした。おかげで勉強になりました……!
【おまけ】弊社では「まずは自分で調べる」が徹底されている
わからないことがあれば有識者に聞いたほうが早いですし、調べる分の時間をほかの業務に費やしたほうが効率が良いですよね。ですが、弊社では「まずは自分で調べるように」と教わっています。
その主な理由は以下の2つです。
自分の成長につながらないから
1つ目が、自分の成長につながらないからです。人に聞けば簡単に答えが得られるので、自分で考えることをしなくなります。その結果、知識が定着せずに忘れてしまうのです。
わたしには小学生の娘がおり、たまに「算数のここの答え何?」と聞かれることがあります。答えを教えたら、その場で書いて終わりです。どうしてその答えになったのか考えなくなってしまうため理解することができず、ほかの問題も解けなくなってしまいます。
ここで答えを教えず、「まずは教科書を開いて調べてみて」と伝えれば、自ら理解しようとするでしょう。解き方がわかれば、ほかの問題も解けるようになります。
これと同じで、何でもすぐに答えを求めてしまうと、自身の成長につながりにくいのです。
相手の時間を奪ってしまうから
2つ目が、相手の時間を奪ってしまうからです。
たとえば、これから入社する方にSEOについて説明するとします。事前に調べてきてくれていればある程度はすんなりと理解してもらえるので、短時間で説明が終わります。一方で、事前に調べてこなかった人に説明する場合、専門知識になるので「これはどういうこと?」という質問も出てくるでしょう。前者と後者では、圧倒的にかかる時間が異なります。
人に聞くことが悪いというわけではありませんが、相手の時間を奪わないために事前に調べることが大切です。
まとめ
「これを先方に確認してほしい」と言われたとき、ちょっとした専門的な内容だとついそのまま横流しにしてしまうことがあるかもしれません。ですが、そうすると相手にうまく伝わらず、やり取りが増えるなど自身の負担にもつながる可能性があります。
そうならないためにも、今後もしっかりと理解をしたうえで、先方に連絡をしていきたいと思います。