ビジネスパーソンとしての成長につながる「反面教師」の存在。悪い見本がもたらすよい影響とは
みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!
これまでのわたしは、仕事で嫌なことがあると第一に怒りの感情が芽生えていました。「なんでそんなことするんだよぉ〜!」「なんでそうなるの……」とひとりでブツブツと怒っていました。
でも「反面教師」という言葉の意味を知り、その存在とちゃんと向き合ってからは、嫌なことや理不尽なことがあっても怒りに直結することが少なくなったように思います。
ということで、今回はわたしが反面教師という言葉に出会うまで、そしてビジネスにおいて反面教師がいたほうがよいと思う理由を書いてみます。
目次
ここだけの話!「反面教師」の意味がよくわからなかった
みなさんは、反面教師という言葉の意味をご存じですか?
恥ずかしながら、わたしは最近までビジネスの場でよく使われる「反面教師」の意味をきちんと理解していませんでした。その言葉が出てくるたび、なんとなく返事をしたり話を合わせたりしていたんです(よい子はマネしないでね。意味がわからないときはすぐ調べよう!)。
でもある日、友人が会話のなかで「そういう人間にはなりたくないね。まさに反面教師!」と言ったんです。その一言で意味を理解でき、心のどこかにあったモヤモヤがすーっと晴れました。
ちなみに、辞書では以下のように説明されています。もしわからない方がいれば、ここで確認してくださいね!(←つい最近までわかってなかった人)
はんめん-きょうし【反面教師】
悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。それを見ることで、反省の材料となるような人や事例。その言行が、そうしてはいけないという反対の面から、人を教育するのに役立つのでいう。
引用:反面教師とは? 意味・読み方・使い方|goo辞書
つまり、反面教師とは簡単にいうと「悪い見本」のことです。「あの人と同じことはしてはいけない」と自分を戒めることも含まれるかもしれません。
この意味を理解したうえでビジネスシーンを振り返ってみると、誰にでも大なり小なり反面教師はいるような気がします。どうですか? みなさんにも反面教師はいますか?(笑)
ビジネスシーンに反面教師は必要!そう考えた3つの理由
わたしの場合、「あの人は自分にとっての反面教師かもしれない」と思う人に対して、あまりよい印象を持っていません。冒頭でも書いたように、自分に怒りという負の感情が芽生えるだけなので、反面教師はいないに越したことはないと思っていました。
でも、この記事を書くにあたってあらためて反面教師がどういう存在なのか考えてみた結果、むしろいたほうがいいのかもしれないと思ったんです。
1.「自分がされて嫌なことはしない」に気づいて成長できる
子どものころ、親に「自分がされて嫌なことはお友達にもしちゃだめだよ!」といわれたことがある方は多いのではないでしょうか? わたしもそのひとりなんですが、悪い見本である反面教師はまさにこれだと思ったんです。
たとえば、ビジネスチャットで自分宛にメッセージが届いたものの、それがごちゃっとした読みづらいものだった場合、なんだか残念な気持ちになりますよね。自分で内容を整理してもわからなかった場合は質問で返信しなければならず、そこに対する回答が来るまでは仕事ができないことも……。
このとき相手を反面教師と捉えれば、自分がされて嫌だったこと、つまり「ごちゃっとした読みづらいメッセージが届く」という状況を回避したいと思うようになります。その結果、社内・社外を問わず、自分からメッセージを送る際は誰宛でも「結論から書く」「必要に応じて箇条書きや装飾を入れる」などの工夫を取り入れるようになるんです。
「自分がされて嫌なことはしない」を意識することは、子どもだけでなくビジネスパーソンの成長にもつながります。反面教師がいなければ、自分が何が嫌なのかを知ることは難しいと思うので、そういう意味では必要な存在かなと思いました。
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2.嫌なことへの対処法が身につく
人を反面教師と捉えるきっかけは、ざっくりいうと「自分にとって嫌なことをされたかどうか」かなと思います。嫌なことは人によって異なりますが、どういう内容であれその回数が増えると、仕事に対するモチベーションが下がってしまうものです。
そう考えると反面教師はいないに越したことはないんですが、その嫌なことから目を背けず、どう対処するかを考えるようにすれば、次に同じような嫌なことをされてもサッと流すことができます。つまり、反面教師に動じない自分へと成長できるんです!
仕事のとき、ちょっとしたことで感情が揺さぶられるのってけっこうストレスですよね。反面教師への対処法さえ見つければそのストレスからは解放されますし、別の反面教師が現れたとしても対処法を見つけた経験があるので「次も乗り越えられる」とポジティブに捉えられるはずです。
1と同様に自分の成長に大きくつながるので、そういう意味では感謝したい部分もあるかもしれませんね……。
3.チームワークが向上する
反面教師に出会ったときに、その際の出来事や考えた対処法を会社のメンバーに共有しておけば、仮にほかのメンバーが同じような嫌なこと・理不尽なことに遭遇したときスムーズに対処できます。個人ではなくチームとして反面教師と向き合えるので、自然とチームワークが向上するでしょう。
ただ、これはあくまでも想像です。わたし自身、会社のメンバーへの共有はまだできていないので、今後は積極的にやっていこうかなと思います。
同じ会社で働いているので、よい・よくないの感覚はある程度同じなはず。わたしが嫌だと感じたことにはほかのメンバーも共感してくれる可能性が高いので、どういうことがあったのかを共有してみんなで一緒に成長していけたらいいなと思います。
あ、もし反面教師への対処法がなかなか思いつかない場合も、どんな嫌なことがあったのかメンバーに共有すれば対処法を一緒に考えてもらえるので、よい策がスムーズに浮かぶかもしれませんね。
考え方次第では、自分だけでなく会社のメンバーにまでもよい影響をもたらす反面教師。やっぱり、ビジネスシーンには必要といえそうです!
まとめ
存在自体がマイナスだと思っていた「反面教師」。でも、その存在のおかげでビジネスシーンにおいて自分はもちろん、会社のメンバーも成長する可能性があります。
何事も考え方で変わるんですね。友人の言葉をきっかけに反面教師に対する考え方が変わったことは、とても大きな出来事だったなぁと思います。
そのおかげで今は仕事中に嫌なことがあっても怒りはほどほどに(笑)、「自分はこういうことはしないでおこう」「この嫌な出来事にどう対処するか」を考えられるようになりました。
自分の機嫌は自分で取る部分も大きいと思うので、これからも冷静かつ的確に、自分の成長につなげながら反面教師と向き合っていこうと思います!