Instagram(インスタグラム)広告運用で大切な4つのポイント・キャプションの作成方法について
「Instagram(インスタグラム)広告は見かけたことがあるからわかるけど、運用って何をすればよいのかわからない」
「Instagram(インスタグラム)広告を運用するにあたって、何に気をつければよいのかがわからない」
わたしがInstagram(インスタグラム)広告の運用を初めて行うとき、最初に思ったのがこの言葉でした。
こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。
前回に引き続き、今回もInstagram(インスタグラム)広告運用についてまとめていきます。今回は、Instagram(インスタグラム)広告で大切なポイントと、わたしなりのキャプションの作成方法について書いていきます。
目次
Instagram(インスタグラム)広告で大切な4つのポイント
Instagram(インスタグラム)広告で大切だと思うポイントは以下の4つです。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 質の高いクリエイティブを制作する
- 適切なCTAボタンを設置する
- ABテストを繰り返す
1.目的・ターゲットを明確にする

Instagram(インスタグラム)広告(広告マネージャ)では目的に応じた広告配信が可能で、認知度・トラフィック・エンゲージメント・リード・アプリの宣伝・売上の中から、目的を選択できます。
認知度 | 商品やブランドの認知度を高めたい場合に選択 |
トラフィック | Webサイトやアプリなど特定のページに誘導したい場合に選択 |
エンゲージメント | 広告に対するユーザーの関心度を測りたい場合に選択 |
リード | 見込み客のメールアドレス・住所・電話番号などの情報を獲得したい場合に選択 |
アプリの宣伝 | アプリを宣伝したい場合に選択 |
売上 | 売上やコンバージョンを増やしたい場合に選択 |
目的とキャンペーン(広告の内容)が一致していないと、当然ながら効果は得られません。どのような目的で広告を配信したいのかをしっかり考える必要があります。
ターゲットに関しては、あまり絞り込みすぎないことが大事だと思います。たとえば、コスメの広告配信を行う場合「20代の女性」と限定すると、配信範囲が狭まってしまいます。コスメは幅広い年齢の方が使用しますし、最近は男性でもコスメに興味を持つ方が増えています。
そのため個人的には、まずターゲット層を広く設定し、それからデータを見て徐々に絞っていくのがよいと考えています。
2.質の高いクリエイティブを制作する
Instagram(インスタグラム)はX(旧:Twitter)と違って文章ではなく、画像・動画で訴求するSNSです。そのため、質の高いクリエイティブを制作しないと、見てもらえない可能性があります。
ただし、質の高いといっても広告感が強いのは避けたほうがよいと思います。なぜなら、広告だと一目でわかるクリエイティブはスルーされがちだと思うからです。実際に、わたしは広告とわかるものはハイスピードで飛ばしています。正直、何かを購入する・何かに申し込む気はないので……。
クリエイティブを制作するときは「フォロワーの投稿」と思ってもらえる内容を意識するのがよいかもしれませんね。そうすれば自然と見てもらえますし、「これいいかも」と興味を持ってもらえる可能性があると思うので。
3.適切なCTAボタンを設置する
広告をセットする際は、適切なCTAボタンの設置が必要です。たとえば、コスメの広告であれば「購入する」を選ぶのが一般的です。広告とCTAボタンが合っていないと、ユーザーに「偽物の広告」と思われてしまいかねません。ユーザーに不信感を与えないためにも、適切なCTAボタン選びが大事です。
広告マネージャでは以下のCTAボタンが選べます。
- 見積もり
- 申し込む
- 予約する
- お問い合わせ
- ダウンロード
- クーポンを入手
- プロモーションを受け取る
- 上映時間を表示
- 詳しくはこちら
- 聴く
- 注文する
- アクセスを購入
- 予約リクエスト
- メニューを見る
- 最新情報を受け取る
- 購入する
- 登録する
- フォローする
- もっと見る
ボタンなしも選べますが、広告に合ったCTAボタンがあるはずなので適切なものを設定しましょう。もしGoogle広告などで使ったクリエイティブに「購入する」と記載されており、それを広告マネージャでも使用する場合は、ボタンなしを選ぶのも一案です。
4.ABテストを繰り返す
Instagram(インスタグラム)広告は配信すれば終わりではなく、ABテストを繰り返してどれが効果的なのかを検証していく必要があります。たとえば、ストーリーズ広告であればクリエイティブを複数用意して「どのクリエイティブが刺さりやすいのか」を調べなければいけません。
フィード広告であれば「どのキャプションとクリエイティブの組み合わせがよいのか」を検証していきます。
効果がよいものを参考にして、それからまたキャプションやクリエイティブを考えていくことで、どの広告がユーザーに刺さりやすいのかを知ることができます。
キャプションの作成の仕方
ストーリーズ広告はキャプションが不要ですが、フィード広告はキャプションも必要です!
わたしがキャプションを作成するときは、まず「何を一番に伝えたいのか」を考えます。たとえば、美容コスメであれば「シミ・しわ改善」のように、その商品にはどのような効果があるのかを書きます。そうすれば、シミ・しわに悩んでる方にアプローチしやすくなります。
あと、気をつけているのが「誘導するうえで邪魔になる情報は入っていないか」です。たとえば、トラフィックを目的とする広告であれば、キャプションですべて完結しないようにしています。具体的には、料金の掲載です。スクール系の広告であれば、ユーザーとしては料金も掲載されていたほうが親切かもしれません。しかし、広告をクリックする前に料金を知ってしまうと「ちょっと高いかな」と思ってクリックしてもらえなくなる可能性があります。そのため、個人的には「ユーザーの興味を引く→クリックして詳細を見てもらう」というフローのほうがよいと考えています。
料金がアピールポイントであれば、書いたほうがいいですけどね!
まとめ
Instagram(インスタグラム)広告の出稿自体は簡単にできますが、効果を出すためにいろいろな方法を試して運用していく必要があるので、なかなか難しいと思います。しかも、ストーリーズ広告とフィード広告で同じクリエイティブを使っても「Aのクリエイティブはストーリーズ広告で効果が出ているけど、フィード広告にはあまり効果がない」「Bのクリエイティブはストーリーズ広告では効果が出ず、フィード広告では効果が出ている」というように、広告の種類によっても効果が違うので試行錯誤をしていかなければいけません。
CPCが下がったときはうれしいので、それを楽しみに広告運用を引き続きがんばっていきたいと思います。