こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。

今回はInstagram(インスタグラム)広告の運用について、運用開始前にやっておくべきだったと後悔したこと、思ったこと・考えたことについてまとめていきます。

Instagram(インスタグラム)広告の運用開始前にやっておくべきだったと後悔したこと

わたしがInstagram(インスタグラム)広告の運用に携わったとき、最初にやっておくべきだったと後悔したのは「細かい情報収集」です。

Instagram(インスタグラム)広告内容に関連する細かい情報収集

上司から「Instagram(インスタグラム)広告の運用を行ってください」と言われた際、わたしはまずInstagram(インスタグラム)の種類とその特徴について調べました。

クライアントによっては「フィード広告で」とすでに決まっている場合もありますが、提案が必要な場合もあるので、どのような広告があるのかを調べることは大事だと考えています。

ここまでは特に大きな問題はありませんでしたが、確認不足だったのが「リンク先」と「広告マネージャ」です。

Instagram(インスタグラム)広告から遷移するリンク先

広告は「問い合わせ」「購入」「資料請求」のために配信するので、リンク先の確認は必要です。
問い合わせなら基本的にクライアントのホームページのトップページ(LP)、もしくは問い合わせページになると思いますが、ここで気をつけたいのが「キャンペーンの広告を配信する場合」です。

すでにキャンペーン情報をホームページ上に配信しているクライアントもいれば、これから配信するクライアントもいます。
前者であれば、キャンペーン情報を記載しているページをリンク先に選べますが、後者だとリンク先がありません。キャンペーン情報を配信したページをリンク先に設定するのが望ましいため、事前にそのページがあるかどうかの確認が必要です。

わたしがやっておくべきだったと思ったのが、クライアントのホームページを隅々まで確認することです。
大きく分けてA・B・Cの事業があり、Cの事業の広告配信だったためそこをリンク先に設定してよいかをクライアントに確認。すると、「まだキャンペーン情報を掲載していないけど大丈夫ですか?」と連絡がきました。
事前に確認できていれば早めにいつ掲載予定なのかを確認できたし、早めの掲載依頼ができたはずなので、隅々まで確認しておくべきだったと反省しました。

Instagram(インスタグラム)広告を運用するための広告マネージャの権限

Instagram(インスタグラム)広告では「広告マネージャ」を使用するので、広告マネージャについて調べておく必要があります。使い方を確認するというのは想像に難くないですが、実際に始めて確認しておくべきだったと思ったのが「権限」です。
広告マネージャには以下の3つの権限があります。

・広告アカウントの管理者: 管理者は、広告を作成、編集、表示できます。また、レポートへのアクセス、支払い方法の編集、管理者権限の管理を実行できます。

・広告アカウントの広告管理者: 広告管理者は、広告を表示および編集できます。また、広告アカウントに関連付けられた支払い方法を使用して広告を設定できます。支払い方法を表示することも可能です。

・広告アカウントのアナリスト: アナリストは、広告の表示とレポートへのアクセスを実行できます。

引用:ビジネスヘルプセンター|Facebook

Instagram(インスタグラム)広告の運用を依頼するほとんどのクライアントが、広告マネージャの使い方を把握できていないと思います。
Googleドキュメントのように「編集者」「閲覧者」と使ったことがない人でもわかりやすい表記だったら問題ないのですが、広告マネージャは「広告アカウントの管理者」「広告アカウントの広告管理者」「広告アカウントのアナリスト」と3つもあるうえに、何がどこまでできるのかがわかりにくい……。

一緒に担当してくれる方がデータを見ようとしたとき、エラーのようなものが出ていたのでクライアントに「管理の付与をお願いします」と依頼したところ、「すでに広告アカウントの広告管理者に設定していますが、広告アカウントの管理者に設定ということでしょうか?」と連絡がきました。ここで広告マネージャの設定には3つあることを思い出しました。

確認事項をリスト化するなどして事前に把握していれば「広告アカウントの管理者に設定をお願いします」と伝えられていたのに、クライアントに余計な手間をかけさせてしまいました。

実際に起こらないと気づきにくい点ではありますが、依頼する側の立場になって調べたら気づけると思うので、広告運用に限らずその点は気をつけていきます。

Instagram(インスタグラム)広告の運用開始前はヒアリングシートを作成して確認するといい

なんでもそうですが、基本的には契約後に細かい内容を詰めていきます。Instagram(インスタグラム)広告であれば、フィード広告にするのか、ストーリーズ広告にするのかなどがそれにあたります。

慣れたらそうでもないかもしれませんが、あとから「あ、これもクライアントに確認しなきゃ!」ということが多々出てきます。その都度クライアントに確認するのも大変ですし、クライアント側も何度もやり取りをしないといけないので大変です。忙しいと、翌日・翌々日にしか連絡がこない場合もあるかもしれません。

そのような事態を防ぐために、やはりヒアリングシートを用意しておく必要があるな、と思いました。ヒアリングシートに記載する内容は以下の通りです。

  • ターゲット層
  • 訴求内容
  • KPI(問い合わせ件数の目標、商品購入数の目標、資料請求件数の目標 など)
  • 目標の獲得単価
  • リンク先
  • 希望する広告の種類(フィード広告・ストーリーズ広告 など)
  • 画像・動画提供の有無
  • 参考にしている広告
  • 表記に関すること
  • 入れてほしい文言、入れないでほしい文言
  • 入れてほしいハッシュタグ
  • そのほかの要望

参考にしている広告がわかれば、たとえばフィード投稿だと説明文の記載があるので書き方の参考にできます。

ハッシュタグに関しては、フィード投稿に入れる場合もあるので事前に確認しておけばスムーズに投稿案を作成できます!

ちなみに、Instagram(インスタグラム)のアカウントをフォローしてほしい場合はハッシュタグを入れますが、問い合わせや資料請求などの場合は弊社では入れていません。不要な導線を入れないためです。

ただ、クライアントが希望する場合もあるので入れないほうがよい理由を伝えつつ、希望を聞いておくとよいかもしれません。

まとめ

Instagram(インスタグラム)広告の運用をするときは何が何だかわからず、アタフタしてしまいました。広告運用に限らず、初めて対応する業務は出てくると思うので、スムーズに効率よく対応できるようがんばります。

関連記事