Webメディアからの問い合わせが増えない!その原因と増やすための施策を考えてみた
みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!
Wisdom by LLWでは、わたしが編集長を務めているあんまーるの話をよくしていますが、じつはInstagram専門運用システム「Slooooth」のメディア運用も担当しており、主にコンテンツ制作を行っています。
先日、ミーティングでSloooothメディアに「アクセスは増えているが、なかなか問い合わせにつながっていない」という課題があることを知りました。アクセスが増えることはとてもうれしいですが、サービスを利用してもらえないとなると改善が必要です……。
そこで今回は、Sloooothメディアのコンテンツ制作に焦点を当て、問い合わせが増えない原因は何か、問い合わせを増やすためにできることは何かを考えてみようと思います。
目次
なぜ問い合わせが増えない?コンテンツに関する原因とは
まずは、コンテンツにおける問い合わせが増えない原因を考えてみます。
1.成果が期待できないキーワードでコンテンツを制作している
もしかすると、そもそもキーワード選定から間違っているかもしれません。たしかに振り返ってみると、潜在層向けのキーワードばかりでコンテンツを制作しているような気がします。それが原因で、なかなか問い合わせにつながっていない可能性もありますね……。
顕在層:悩みや課題が明確で、解決する方法を探しているユーザー。お問い合わせや購入(利用)など、売上につながる行動を起こしやすいのが特徴。
潜在層:悩みや課題があるものの今すぐ解決する必要性を感じておらず、解決に向けての行動を起こしていないユーザー。悩みや課題がまだないユーザーも含まれるのが特徴。
2.ユーザーの興味・関心を引く内容になっていない
タイトルやディスクリプションをきっかけにユーザーにアクセスしてもらっても、コンテンツの内容が薄かったり、そもそもユーザーの興味・関心を引く内容じゃなかったりする場合、なかなか問い合わせにつながりません。そのため、Sloooothメディアにおいても今作っているコンテンツの質の低さが、問い合わせが伸び悩んでいる原因かもしれません。
3.導線が整っていない
Sloooothメディアにアクセスしたユーザーにどう動いてほしいのか、という導線が整っていないことも、問い合わせにつながらない原因のひとつとして挙げられます。
具体的には、コンテンツに内部リンクや問い合わせページへのバナーがないと、ユーザーが最初にアクセスしたページで離脱する可能性があり、それによって問い合わせが増えないというイメージです。これも心当たりがあります……。
原因からできることを考える!問い合わせを増やすコンテンツ制作とは
原因がわかったところで、次はコンテンツ制作において問い合わせを増やすためにできることは何かを考えていきます。
1.顕在層向けのキーワードを選ぶ
繰り返しになりますが、これまで潜在層向けのキーワードばかりでコンテンツを制作していた可能性があるので、今後は意識的に顕在層向けのキーワードを選ぶようにしたいなと思います。
Sloooothメディアでいうと、顕在層に含まれるのは「効率的かつ効果的なInstagram運用がしたい」「自社のInstagramを手間なく効果検証・分析したい」「Instagramに関するレポートを簡単に作成したい」といったニーズを持つユーザーかなと。そうしたユーザーにアプローチするには、「効果検証」「分析」「レポート作成」に関連するキーワードでのコンテンツ制作が必須です。そのため、次月分から意識して取り入れていきたいなと思います。
また、顕在層のなかにはすでにSloooothを知っており、利用するかどうかを悩んでいるユーザーもいると思うので、「Slooooth 機能」「Slooooth 料金」「Slooooth 使い方」「Slooooth 他社ツール 比較」などのキーワードでコンテンツを制作するのも有効かなと思いました。
これらのポイントを押さえながら、計画的にコンテンツを制作していこうと思います。
2.ユーザーニーズを正確に捉える
問い合わせが増えない原因に挙げた「2.ユーザーの興味・関心を引く内容になっていない」を解決するには、まずユーザーニーズを正確に捉える必要があります。
GoogleサーチコンソールでSloooothメディアの検索クエリを確認したところ、ご覧のような結果でした。Sloooothメディアにアクセスしたユーザーの多くが、「Instagramが見れない・表示されない・読み込めない」などのトラブルを解決するために訪れていることがわかります。
つまり、Sloooothメディアを訪れるユーザーの多くは「Instagramのさまざまなトラブルの解決方法が知りたい」というニーズを持っているということです。
この結果から、Sloooothメディアでは「Instagramが見れない・表示されない・読み込めない」など、Instagramのさまざまなトラブルの解決方法を紹介するコンテンツを制作する必要があると考えました。すでにそういうコンテンツを何記事か公開しているんですが、まだ取り上げられていないトラブルもあると思うので、そこを集中的にピックアップしてコンテンツ化していこうと思います。
すでに公開しているトラブル関連の記事に関しては適宜リライトを行い、ユーザーの興味・関心をさらに引けるような内容に整え、かつ最新の情報にしていきます。
3.内部リンク・バナーの設置を忘れない
Sloooothメディアには、たくさんのコンテンツがあります。だからこそ、基本的には「“新規で制作したコンテンツ”に関連する内容のコンテンツ」がすでにあるはずなので、必ずひとつ以上は内部リンクを設置したいなと思います。
内部リンクを設置することで場合によっては、Aの記事を読んだユーザーの次なるニーズに応えるBの記事へとスムーズに誘導できることもあります(※)。
※具体例 <はじめのユーザーニーズ> Instagramの投稿が表示されない。何が原因か知りたい <内部リンクの設置による効果> 1.ユーザーが「Instagramの投稿が表示されない原因をまとめたコンテンツ」を読む 2.原因がわかったユーザーの次なるニーズは、「投稿を表示する方法が知りたい」となる 3.ユーザーが「Instagramの投稿が表示されない原因をまとめたコンテンツ」内に設置した「Instagramの投稿を表示する方法をまとめたコンテンツ」の内部リンクにアクセスする 4.ユーザーは、Instagramの投稿を表示する方法まで把握できる 5.ユーザーの満足度が上がり、サービスの利用につながる可能性が高まる |
そうなれば、ユーザーに「疑問や不明点を解消できるメディア」というプラスの印象を持ってもらいやすくなるので、サービスの問い合わせにつながる可能性も高まるかなと思いました。
また、Sloooothメディアのコンテンツには、お試しの問い合わせを促すバナーを設置しています。これを設置し忘れることはほとんどないですが、あるとないで問い合わせにつながる確率は変わってくると思うので、どのコンテンツにも欠かさず設置するようにします。
まとめ
ミーティングが行われるまで、Sloooothメディアに「アクセスは増えているが、なかなか問い合わせにつながっていない」という課題があることを知りませんでした。
もし知らないままだったら、思考せず作業としてコンテンツ制作を行っていた可能性があるので、Sloooothメディアときちんと向き合うという意味でも課題を知れてよかったなと思います。
今回は総じてSloooothメディアの話でしたが、「問い合わせを増やすコンテンツ制作」で考えたポイントは、あんまーる・TechClipの運用にも活かせるなと。それぞれのメディアの方向性にあわせて微調整しながら、目標達成のために思考して運用していこうと思います。