公開した記事が検索結果に表示されない!原因の解明から対処するまでの流れ
みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!
ある日、上司から「あんまーるの記事、検索結果に表示されてないよ」と連絡が来ました。なんと!と思いワードプレスを確認してみた結果、原因と思われる“ある不備”に気づきました。
そこで今回は、わたし自身がどのように原因を解明したか、また原因と思われる不備にどう対処したか、その後問題は解決したのかという一連の流れについてまとめます。
目次
記事が検索結果に表示されていない!このとき感じたこと
先に書きましたが、あんまーるの記事が検索結果に表示されていないと気づいたのは、上司から連絡があったからです。恥ずかしながら、わたしは自分で気づくことができませんでした。
連絡をもらったあと、すぐに「何が原因だろう?」と調べることになるんですが、その前に「編集長なんだから、そういう異変には自分で気づくべきだ」と猛烈に反省しました……。
そして、今後同じようなことが起きないよう、また仮に起きたとしても自分で気づいてすぐに対応できるよう、最低でも記事を公開して数日経ったら「インデックス登録されているか」を必ず確認することを決めました。
わたしは心のどこかで「記事を公開したら終わり!」と思っていたのかもしれません。そこに気づいて運用体制を見直せたことは、よかったなと思います。
記事が検索結果に表示されていない原因は?わたしがチェックした項目
検索結果に表示されていなかったあんまーるの記事は、「【2024年4月】沖縄のイベント情報まとめ!家族で花火や海開きを楽しもう」です。
なぜ表示されていないのか、その原因としてわたしが考えた仮説は以下の2つです。
- 記事がインデックス登録されてない?
- 記事のSEO対策ができていない?
記事がインデックス登録されてない?
はじめに、「もしかしたらクロールが行われていないのでは? インデックス登録されていない?」という仮説を立てました。そこで、「4月 イベント」の記事のインデックス登録の状態をGoogle Search Consoleでチェックしてみることに。

その結果、問題なくインデックス登録されていることがわかりました。
ということは、記事が検索結果に表示されていない原因にインデックスは関係ないということです。
記事のSEO対策ができていない?
次に立てた仮説は、「そもそも記事のSEO対策がきちんとできていないのでは?」というもの。SEO対策には、たとえば以下の項目があります。
- タイトルや見出し、本文にキーワードを含める
- 目次を設置する
- ディスクリプションを設定する
- 見出しタグを適切に設定する
- 関連ページへのリンクを設置する
- 画像や動画を含める
これらを網羅的に反映できていない場合、せっかく質のよい記事を書いてもGoogleに評価してもらえず、検索画面での上位表示が難しくなります。

あんまーるのワードプレスでは、SEO対策のために「All in one SEO」というプラグインを使用しているんですが、便利なことに編集画面上に「SEOの観点において、対象ページがどれほど最適化されているか」を示すスコアが表示されています。
つまり、そのスコアが高ければ高いほどSEO対策ができているということになるんです。
「4月 イベント」の記事を含む、検索結果に表示されていない記事のスコアを確認したところ、共通して70点台、もしくはそれ以下。逆に、検索結果に表示されている記事のスコアは80点以上、多くは90点以上でした。
この状況から、わたしは「検索結果に表示されていない原因=記事のSEO対策がきちんとできていない」と判断しました。
記事のSEO対策ができていない!そのときにわたしがしたこと
SEO対策がきちんとできていなかったことがわかったので、早速「4月 イベント」の記事を見直すことにしたんですが、このときまた役に立ったのがAll in one SEO。
なんと、編集画面の下にある「ページ分析」で、SEO対策できているか否かを簡単に確認できるんです!

上記の画像は「4月 イベント」の記事のページ分析ではないのですが、大体似たような結果でした。
ちなみに、ページ分析が英語表記になっているのは、All in one SEOの仕様上仕方ないそうです。それぞれの項目の日本語訳を以下に記します。

1.ディスクリプションの長さ | 120文字以上160文字以下を推奨しており、この範囲から外れるとエラーになります。 |
2.コンテンツの長さ | 推奨文字数は不明ですが、それをはるかに下回るとエラーになるそうです。 |
3.内部リンクの有無 | 同じサイト内の関連ページへのリンクは、クローラーの巡回を促します。そのため、内部リンクがないとエラーになります。 |
4.外部リンクの有無 | 記事の内容を補足する意味で外部リンクを設置することを推奨しているそうです。設置していない場合はエラーになります。 |
5.タイトルの長さ | 60文字を推奨しており、短すぎたり長すぎるとエラーになります。 |

6.画像・動画の有無 | 画像や動画がない場合、エラーになります。 |
7.段落の長さ | 段落ごとの文章が長すぎるとエラーになります。 |
8.文章の長さ | 一文があまりにも長いとエラーになります。 |
9.受動態の有無 | 受動態とは、動作や行為を受けた人を主語にして、その人の所有するもの(身体の一部や持ち物)にその動作や行為が及んだことを表す文章のこと。これがないとエラーになります。 |
10.遷移語の有無 | 遷移語とは「そして」「たとえば」「つまり」などのつなぎ言葉のことです。現状、使っていてもいなくてもエラーになるようなので、この項目は無視でいいかもしれません。 |
11.連続した文章の有無 | 同じ単語や言い回しが複数ある場合、エラーになります。 |
12.小見出しの分布 | <h2>や<h3>がなくダラダラと文章が続いている場合、エラーになります。 |
13.読みやすさ | 何を基準に判断しているか難しい項目ですが、もしエラーが出たら読点を入れたり改行したりなどの工夫をしましょう。 |
All in one SEOのページ分析をもとに、記事を全体的に見直したんですが、「たったこれだけでスコアが変わるんだ」と思った項目がありました。それは「内部リンクの有無」です。

「4月 イベント」の記事にはもともと内部リンクをひとつも設置していなかったんですが、そのときのスコアは68でした。かなり低いですね……。
ただ、SEO対策をするため内部リンクを設置したところ、ひとつ設置しただけで72にまでUPしたんです!「2つならどうなるんだろう?」と思い、追加でもうひとつ内部リンクを設置してみましたが、スコアは72から変わらなかったので数は関係ないようです。
あんまーるでは、すでにたくさんの記事を公開しているので、内部リンクを設置することは決して難しいことではありません。
たったこれだけでAll in one SEOのスコアが上がるのなら、どの記事にも絶対に設置すべきだなと改めて実感しました。

その後、コンテンツやタイトルの長さなど、網羅的に見直した結果、スコアが93まで上がりました! やりました!
この作業に入る前は「がっつりSEO対策しなきゃ! 時間かかるぞ……」と思っていたんですが、All in one SEOができていないところを教えてくれるし、手直しすればすぐにスコアが変動するので、思いのほか簡単に対処することができました。
All in one SEOが提示しているSEO対策の項目は、どれも記事作成の時点から網羅できるものなので、あんまーるのレギュレーションに追加してライターさん自身にも意識してもらおうと思います。
SEO対策を見直して2日!記事は検索結果に表示された?
わたしが「4月 イベント」の記事のSEO対策を見直してから2日が経ちました。現状、まだ検索結果には表示されていません……。

そこで、インデックス登録をリクエストしてみることにしました。すでにインデックス登録はされていたものの、公開直後の内容から手を加えているので、「もしかしたらもう一度登録し直す必要があるのでは?」と思ったんです。実際に、Google検索セントラルには以下のような記述がありました。
サイトにページを追加した場合、またはサイトのページに変更を加えた場合は、ここに記載されている方法を使用して、インデックスへの再登録を Google にリクエストできます。ご自分が管理していない URL のインデックス登録をリクエストすることはできません。
引用:URL の再クロールを Google にリクエストする|Google検索セントラル
まさに今日、この記事を書いているタイミングで再リクエストしたので、まだどうなるかはわかりません。結果は後日追記します!
ー 追記 ー
「4月 イベント」の記事のインデックス登録をリクエストした結果、無事に検索結果に表示されました! そこまで時間はかからず、1〜2日で表示されました。
結論、記事が検索結果に表示されない場合は、まずAll in one SEOのスコアを見直して、明らかに低い場合(オレンジ色の場合)は高くする必要があります。そして、スコアを高くできたら(緑色になったら)インデックス登録を再リクエストする、という流れがベストだとわかりました!
まとめ
これまで仕事でSEOに携わったことはあったものの、それはいちライターとしてであり、運用まで関与したことはありませんでした。だからというと言い訳になりますが、「記事を公開したら必ず検索結果に表示される」と思っていた節があるので、今回の件はわたしにとって大きな気づきでした。
また、原因は何なのかを考え、その原因を解決するためにはどうすればいいのかを考え、たどり着いた対処を実行する、という流れを経験したことも、とても有意義だったなと思います。
現状まだ問題は解決していませんが、この経験は今後のあんまーるの運用に絶対活きるし、自分の成長にもつながるなと感じました。あとは問題を解決するだけ! 引き続き、Google Search Consoleをチェックしながら、状況を確認・把握しようと思います。