サイトタイトルに数字を入れるべし!クリック率が高まる4つの理由について
こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。
前回の記事で、Frigateのユーザー数・セッション数・PV数が上がったのはGoogleコアアップデートが大きく関係しているとご紹介しましたが、もうひとつ可能性として考えられるものに「サイトタイトルの数字」があげられます。
今回は、サイトタイトルに数字を入れた結果と数字を入れることでクリック率が高まる理由、注意点についてまとめていきます。
目次
サイトタイトルに数字を入れるのはSEO対策に効果的!?
こちらはFrigateの記事ですが、1ヶ月間のデータを見てみると1番読まれている記事が「2024年9月」と数字が入った記事、そして2番目に読まれている記事が「2024年8月」と数字が入った記事です。
3番目以降は数字が入っていない「インスタグラムのアカウントが消えた?そのときに確認すべきことと原因・対処法をご紹介」、「ストーリーズに知らない人が表示される理由と非表示にする方法」などの記事が続いています。
弊社が運用している「あんまーる」のデータも確認してみました。
おもしろいことに、10記事中7記事がサイトタイトルに数字が入った記事になっています。
もちろん、ユーザーのニーズが高い記事の内容(KW)ということもありますが、個人的に「意外!」と思う記事もサイトタイトルに数字が含まれているからか、20位以内に入っていました。そのため、サイトタイトルに数字を入れるのはSEO対策として有効だといえます。
サイトタイトルに数字を入れることでクリック率が高まる4つの理由
サイトタイトルに数字を入れることでクリック率が高まる理由は以下のとおりです。
1. 視覚的に目を引く
検索をしたとき、数字は検索結果ページにおいて視覚的に目立ちます。多くの検索結果が文字で埋め尽くされるなか、数字はインパクトがあり、ユーザーの視線を集める要素となります。この結果、数字を入れたサイトタイトルはクリック率を高める効果があるといえます。
2. 最新情報かどうかがわかる
「2024年」「2024年10月」などの数字をサイトタイトルに入れることで、最新情報かどうかが一目でわかります。たとえばイベント情報を探しているとき、検索結果に更新日が出れば「いつ更新されたのか」がわかりますが、文字が小さいですしそこまで確認するのは手間がかかるので、スルーされがちです。
その点、サイトタイトルに記載されていれば目立つので、ユーザーが更新日を確認する手間を省けます。これにより、クリック率を高める効果が期待できます。
3. 具体性を持たせることができる
サイトタイトルに数字を入れることで、記事の内容に具体性を持たせることができます。たとえば上記のあんまーるの記事でいうと「沖縄にある子どもの遊び場」だけだとサイトタイトルを見ただけではいくつ紹介されているのかがわかりません。「サイトを開いたところで紹介されている遊び場が3箇所だけで気になる場所は見つからないかも……」と思って記事を開いてもらえない可能性もあるでしょう。
一方で、「沖縄にある子どもの遊び場16選」にすることで、16箇所の遊び場を紹介していることがわかります。わたしだったら「16箇所もあれば気に入るところが見つかるはず!」と思って記事を開きます。
このように、具体性があるサイトタイトルはユーザーの興味を引きやすく、実際に求めている情報が得られる可能性が高いと感じられるため、クリックされやすくなります。
4. コンテンツのスケール感を示すことができる
サイトタイトルの数字は、その内容のスケール感を読者に伝える助けになります。「50のアイデア」や「3つのポイント」などのタイトルは、記事のボリューム感や内容の要約を簡単に伝えることができ、ユーザーに「どれくらいの情報が含まれているか」を事前に知らせることができます。これにより、記事を読む前に内容の全体像を把握でき、ユーザーに読みやすいと感じさせることができます。
サイトタイトルに数字を入れる際の3つの注意点
サイトタイトルに数字を入れることでクリック率が高まりますが、何でも入れれば良いというわけではありません。
1. 更新が必要になる
サイトタイトルに「2024年」「2024年10月」などの数字を入れると、翌年やその後の時期にそのままでは古い情報だと見なされてしまいます。こうしたサイトタイトルは定期的な更新が必要で、コンテンツ管理が煩雑になることがあります。数字を更新しない場合はSEOに悪影響を及ぼし、クリック率が低下してしまうでしょう。
2. 信頼性を欠く場合がある
数字を使って具体的なリストやランキングを作成する際、内容が薄かったり、数字が誇張されていたりするとユーザーに信頼性を疑われることがあります。たとえば「10の方法」とサイトタイトルに書かれているのに、その方法がほとんど役に立たないような内容であった場合、すぐに離脱されますしサイトの評価が下がる可能性があります。数字を使う際には、その内容が期待を裏切らないよう、質を確保することが重要です。
また、「10の方法」と記載されているのに10個も書かれていない場合もユーザーの信頼性を欠きます。「50」と書かれていて本当にあるか数える人はいませんが、「10」だとユーザーも気づきやすいでしょう。具体性を持たせる、かつ自分がミスをしないようにするために、ナンバリングをするのがおすすめです。
3. 特定のジャンルに適さない場合がある
すべてのジャンルにおいて数字が有効とは限りません。たとえば、学術的なコンテンツや専門的な記事では数字があることでカジュアルに見えてしまい、信用を損なう可能性があります。記事の内容によっても同様のことがいえるため、場合によっては数字の使用を避けることも大切です。
まとめ
「サイトタイトルに数字を入れることはSEO効果を高めるために有効な手段のひとつ」ということはわかっていましたが、今回のデータを見て実感しました。
数字を入れられる場合は積極的に入れ、しっかり管理していきたいと思います。