怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」とは?意識したいポイントとその落とし込み方について
みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
LOVELETTER WORKS 株式会社のゆーりんちーです!
わたしの悪い癖というか、なかなか直らない部分のひとつに「すぐに怒る」というものがあります。自分のマイナス面を晒すようで正直ここに書くかどうかも悩んだんですが、アウトプットしてより強く意識するようになれば何か変わるかもと思い、書くことを決めました。
とはいえ、もちろん常に怒っているわけではありません。とくにビジネスシーンにおいて、自分の期待どおりにならなかったときについ怒ってしまうことがあります。
感情を出すことは決して悪いことではありませんが、怒っていても何も変わりません。「この時間は無駄だ」と強く感じたので、怒りをコントロールできるよう努めたいなと思うようになりました。
そんなある日、テレビを観ていると「アンガーマネジメント」という言葉が出てきました。そういえばこのキーワードで記事を書いたことがあるなぁと思い出したと同時に、今の自分にはこれが必要かもと感じました。
ということで、今回はアンガーマネジメントの概要やポイントをまとめつつ、そのポイントを自分にどう落とし込むかを考えてみます。無駄な時間をなくして、もっと効率よく業務ができる自分へ!
目次
アンガーマネジメントとは?身につけるメリットと効果
まずは、アンガーマネジメントについて知ることから始めます。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、自分のなかに生まれた怒りや劣等感などのネガティブな感情を、自分自身で管理・コントロールするスキルのことです。もともとは犯罪を犯した人たちの更生プログラムのひとつだったそうですが、今は活用の幅が広がり、企業の社員研修などに取り入れられています。
アンガーマネジメントを身につけるメリット・効果
アンガーマネジメントを身につけるメリット・効果には、主に以下の3つが挙げられます。
時間を有効活用できる
アンガーマネジメントを身につけて怒りをコントロールできるようになれば、怒ってる時間が減るので、その分時間を有効活用できるようになります。着手中の業務により多くの時間をあてられたり、差し込み仕事に対応できたりするので、業務の効率化にもつながります。
冷静に物事を判断できる
怒りをコントロールするということは、すなわち冷静になれるということ。理性が働きやすくなり冷静に物事を判断できるようになるので、たとえば怒りに任せて暴言を吐く、判断や選択を誤ってしまうといったことがなくなります。パワハラも防ぎやすくなるでしょう。
自分を分析できる
自分を客観視できることも、アンガーマネジメントを身につけるメリットです。怒りを抑え冷静になることで、「自分がどのようなことで怒りを感じるか」を考えられるようになるので、怒りへの対策が取れるようになります。また、怒りの根源が自らの経験・知識・スキル不足の場合もあるので、それらが明確になるという効果も期待できます。
アンガーマネジメントを身につける!意識したい3つのポイント
ここまで自分で書きながらアンガーマネジメントへの理解を深めたわけですが、身につけるとよいことばかりですね。デメリットもあるかもしれませんが、今はメリット・効果だけに目を向けます。
では、アンガーマネジメントを身につけるには具体的にどうすればよいのか。意識したいポイントを紹介しながら、それを自分にどう落とし込むかを考えてみようと思います。
1. 怒りの感情が生まれたら6秒数える
これは有名ですよね。詳しく説明すると、怒りの感情が生まれてから6秒経つと理性的になり、物事を客観的に考えられるようになるそうです。この仕組みから、怒りの感情が生まれたら6秒数えることを習慣にするとよいといわれています。
自分にどう落とし込む?
これを自分に落とし込むと考えたとき、まず思ったのは「それだけじゃ不十分そう」ということ。怒りながら6秒数える可能性が高いので、深呼吸を2回するにアレンジしようかなと思いました。
深呼吸に集中している間は、きっと頭のなかが空っぽになるはず。冷静さを取り戻し理性的・客観的に向き合えるようになると思うので、わたしは深呼吸をして6秒過ごそうと思います!
2. 自分でコントロールできないものは諦める
人は自分でコントロールできないところにまで怒るもの。あるあるだと思いますが、自分でコントロールできないものに怒ることは時間的にも体力的にも無駄でしかありません。
自分でどうにもできない場合は、「こういうこともある」「仕方ない」と諦めの気持ちを持つことも大切です。広く受け止められるようになれば余計なエネルギーを使わずに済むため、より有意義な時間の使い方ができるようになります。
自分にどう落とし込む?
このポイントは、とくにわたし自身意識すべきことだなと感じています。調子がいいとき(?)はコントロールできるかできないかを問わずすべてに怒ってるような気がするので、これからは深呼吸をしたあと冷静にコントロールの可否を見極めていきたいなと思います。
ただ、自分のコントロール次第で怒りを回避できることもあると思います。
たとえば、納期遅れが多い取引先がある場合は、いつもより納期を早めに設定するとよいでしょう。そうすれば仮に遅れたとしてもこっちに余裕があるので、怒らず対応できるようになります。実際にわたしはこの方法で怒らない体制を整えられました。
3. リクエストを心がける
怒りに任せて感情をそのまま伝えるのは望ましくありません。相手の反発を誘発し、感情的な衝突が始まってしまう可能性があります。これではさらに時間の無駄が生まれるだけです。
怒りの感情が生まれたときは、その事象への怒りを伝えるのではなく「今後こうしてほしい」という未来のリクエストをするよう心がけましょう。相手がそれを承諾したり、さらなる改善策を提案してくれたりすれば、怒りの根源を解消することができます。
自分にどう落とし込む?
これはすでにわたし自身に身についていると感じます。実際に、自分の思いどおりにいかず怒りの感情が生まれたときに、「次からはこうしてほしい」とリクエストしたことがあります。
正直、リクエストに応えてくれるかどうかは相手次第なので不安もありますが、これまで応えてくれなかったことはほぼないので、経験上は有効な手段だと感じています。
ただ、一点注意したいのが、怒りの感情が消えないままリクエストしないようにすること。まだ怒りの感情が残っていると、文面や言葉にトゲがあることも。相手を叱ったり傷つけたりすることはなるべく避けたいので、やっぱりここでも6秒数える(深呼吸を2回する)が有効だなと思います。
この点に関してはあまり体現できていないような気がするので、リクエストするにしても深呼吸することは忘れないようにしたいと思います。
まとめ
怒りは誰にでもある感情のひとつ。ビジネスシーンでもプライベートでもイラっとしてしまうことはありますし、その感情を出すことは決してダメなことではありません。
ただ、ビジネスシーンではとくに怒ってる時間が無駄になることがあります。自分でコントロールできないことに対する怒りはなおさらです。また、怒ってばかりいると仕事が楽しくなくなり、モチベーションが下がってしまう可能性もあります。
こうした事態を回避するには、アンガーマネジメントを身につけることが有効です。
今回、アンガーマネジメントについて理解を深め、具体的にどう身につけていくかを考えられたことは自分にとって大きな意味があったなと感じています。一般的に推奨されているポイントをただ意識するのではなく、自分なりに工夫して意識することでより深く落とし込めると思うので、そこについて考えられたのもよかったなと思います。
仕事をしながらプンプンしていることが多かったわたしですが、これからは怒りを上手にコントロールできそうな気がします。時間を無駄にしないためにも、仕事を効率よく進めるためにも、アンガーマネジメントはどんどん強化していこうと思います!