こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。

突然ですが、二者択一を迫られるシーンって多いですよね。

ここ最近、「どちらを選ぶか」というシーンが多いと感じたので、それについてまとめていきます。

PV数の増加を取るか、広告収入を取るか

わたしは約4年前からInstagram(インスタグラム)の情報サイト「Frigate」の運用を担当しているのですが現状、毎月PV数が低下してきています。

PV数が低下する原因は、「コンテンツ量(文字数)が少ない」「インデックスに登録されていない」「ドメインパワーが弱い」「選定するキーワードが悪い」「検索する人が減った」などがありますが、個人的には「広告が表示されているから」もあると考えています。

前回の記事でご紹介したように、広告を設置するとページ表示が広告なしに比べてわずかに遅くなってしまっています。ただ、なかには「そもそも広告が嫌い」というユーザーもおり、広告を見た瞬間に離脱する方もいると思うんです。

Instagram(インスタグラム)広告も「広告感がない広告」のほうが好まれるので、Webサイトも同様のことが言えるのかな、と個人的には思います。

ようやく本題に入りますが、Frigateでは現在「PV数」「広告収入」のどちらも獲得しようとしています。そのせいか、PV数は下がってきているし、広告収入もうまくいっていません。これがまさに、二兎を追う者は一兎をも得ずの状態です。

PV数が上がらないことには広告収入も得られないので、まずはPV数回復に努めるため、広告数は減らしていく方向に決めました。くわえて、上述したコンテンツ量(文字数)が少ないこともPV数が低下する原因のひとつなので、まとめられる記事はまとめていく予定です。

同業を狙うか、本来のターゲットを狙うか

こちらはFrigateの「Instagram(インスタグラム)」のお話です。

投稿は同僚が行なっており、月の半ばにわたしと2人で報告会を実施しています。以前、同僚から「Meta側からInstagram(インスタグラム)運用アカウントと認識されていないかも」と報告がありました。アルゴリズムの最適化ができていない、ということですね。

インスタグラムのアルゴリズムは、ユーザーの興味・関心のあるコンテンツが表示されるように設計されています。そのため、何のアカウントなのかわからないとターゲットにコンテンツが表示されにくいことがあります。

それを踏まえ、同僚が「何のアカウントなのかを認知してもらうために同業もフォローしてみる」と試した結果、フォロワー数が減少しました。ほかにも原因はあると思いますが、同業と本来のターゲットの両方を狙ったことも起因しているかと思います。

リーチ数・インプレッション数・エンゲージメント数・フォロワー数を増やすためには、本来のターゲットを狙うのが良いですね。現在はターゲットをより絞り込んで運営中です。

コストを抑えるか、コストをかけて集客アップを狙うか

こちらはLP(Landing Page:ランディングページ)のお話です。わたし自身が選択を迫られているわけではないのですが、お客さまが悩んでいたことがあったので記載します。

LP作成を依頼する場合、当然ながら費用がかかります。費用はざっくり言うとページの長さによって変わるので、コストを最小限に抑えようとするとファーストビューしか完成しないことがあります。

「とりあえずリンク先が欲しい」という場合には良いかもしれませんが、集客効果はあまり見込めません。

一方で、コストをかければページの長いLPを作成できます。ターゲットの悩みや自社の実績、口コミなどを載せることができるので、集客効果がアップするでしょう。

わたしとしては、先行投資としてコストをかけたほうが良いとは思いますが、こちらは会社の戦略次第ですね。

なお、LPを作成するメリットについては、こちらの記事でご紹介しています。

ターゲットを広げるか、ターゲットを絞り込むか

こちらはInstagram(インスタグラム)広告のお話です。

詳細は省きますが、お客さまから「ターゲットを広げたい」とお話がありました。やり方としては、ターゲットを広げて広告を配信し、そこから反応が良かった層にターゲットを絞り込むという方法もあります。

ただ、個人的にはターゲットを絞り込んで広告を配信したほうが良いと思います。なぜなら、ターゲットが広すぎると興味・関心のないユーザーにも広告が配信され、費用対効果が低下するからです。

競合が少なく、かつ質の高いクリエイティブを配信できれば高い効果を得られるかもしれませんが、ターゲットを広げると上記のようなデメリットがあるため望ましくないと考えます。

まとめ

「どちらを選択するか」を迫られたとき、両方を試してみるのも良いですが、場合によっては二兎を追う者は一兎をも得ずの状態になってしまいます。Frigateがまさにそれです。PV数と広告収入のどちらも取ろうとした結果、両方とも下がってしまったのでどちらかに絞り込むことが大事だと痛感しました。

今後も選択を迫られるシーンが多々あると思うので、適切な判断ができるよう経験値を高めていきます。

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