こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。

Frigate」の運用を開始して2年経過したあたりから、本格的にユーザー数・PV数・セッション数を追うようになりました。管理シートを作成して月末の結果を記載しているのですが、徐々に数字が落ちている……。そこで初めて「数字が伸びない」という課題に直面しました。

今回は、数字が落ちている原因と改善するために行った施策、今後の取り組みについてまとめます。

考えられる原因その①:コンテンツ量(文字数)が少ない?

内容

「ユーザー数・PV数・セッション数と文字数は関係ないのでは?」と思っていたのですが、調べてみると直接的な影響はないものの、間接的には影響するそうです。

文字数が多いコンテンツは情報が網羅されており、それで必然的に文字数が多くなってしまいますが、反対に文字数が少ないコンテンツは「情報が少ない=低品質のコンテンツ」と評価されることがあるとのこと。もちろん、文字数が多ければいいというわけではなく、キーワードによっては文字数が少ないほうがいいこともあるようです。

Googleに低品質のコンテンツと判断されてしまうと、検索結果で上位に掲載されるのは難しいので記事を見てもらうことができません。これがユーザー数・PV数・セッション数が下がっている原因だと考えました。

施策

まず、わたしがやったことは「文字数を意識する」でした。Frigateは文字数が決まっていないので、そのテーマの情報を網羅できていればいいと思い、文字数を気にせず作成していました。そのため、1,000文字以下の記事に仕上がったこともあります。

文字数を意識するといっても、ただ文章を膨らませるのではなく、関連するコンテンツを絡めるようにしました。たとえば、2019年12月17日に登場した「QRコード」の記事。QRコードの読み取り方法だけでなく、読み取れない場合についても追記しました。

2022年11月1日〜11月30日

2023年1月1日〜1月31日

2022年12月にリライトし、1ヶ月後に数字を確認するとPV数が上がっていました!

コンテンツ量を増やした記事すべてのユーザー数・PV数・セッション数が上がったかは不明ですが、ユーザーが求める情報を記載することはできたと思います。ユーザーのニーズを満たす記事は重要なので、引き続きニーズを意識しながら記事作成をしていきます。

考えられる原因その②:記事がインデックスに登録されていない?

内容

記事がインデックスに登録されていないと、検索結果に表示されません。ユーザーが検索したときに記事が表示されないので、当然ユーザー数・PV数・セッション数は減ってしまいます。

施策

インデックスに登録されているかどうかを調べるため、サーチコンソールで確認。ページがインデックスに登録されなかった理由から一つひとつ「どの記事がインデックスされていないのか」を調べていきました。

インデックスに登録されていない理由を調べ、リライトをしたり原因になっているかもしれないタグを削除したりしました。その結果、インデックスに登録されるようになった記事もありましたが、ユーザー数・PV数・セッション数の上昇にはつながらず、翌月にもまた減ってしまいました。これは、記事がユーザーニーズを満たしていないことが原因かもしれません。インデックスに登録されてもユーザーニーズを満たさない記事は読まれないので、上位表示されている記事を確認しながら不足している情報の追加を引き続き行っていきます。

考えられる原因その③:ドメインパワーが弱い?

内容

お恥ずかしながら、上司に「ドメインパワーを調べてみたら?」といわれるまでドメインが影響することを知りませんでした。

ドメインパワーは、検索エンジンからの信頼性を示す指標のことです。検索順位にも大きく影響するため、数値が低い場合は改善しなければいけません!

施策

まず、パワーランクチェックツールを使ってドメインパワーを調べてみました。

調べた結果、100点満点中37.8点と低め……。そこで、ドメインパワーを上げるために以下の3つを優先的に行いました。

  • 表示速度などのWebサイトパフォーマンス
  • 更新性
  • コンテンツボリューム

表示速度などのWebサイトパフォーマンスを高めるため、ツールを使って画像の容量を小さくしました。さすがにすべての公開記事を対応するのは大変なので、リライトついでに対応。そして、リライトではコンテンツのボリュームを増やし、なるべく更新をするようにしました。

上記を試しましたが、翌月数値は変わりませんでした。その翌月、コアアルゴリズムのアップデートが行われ、ドメインパワーの数値が減ってしまいました。ドメインパワーを高めるにはコアアルゴリズムに対応した記事を増やしていく必要があるので、Googleのアップデートを確認しながら記事作成・リライトを行っていきます。

考えられる原因その④:選定するキーワードが悪い?

内容

最初は検索ボリュームを気にせず「インスタグラムの新機能」「作成されていないキーワード」をメインに作成していました。

前者は問題ありませんが、きっと後者に問題があるはず……。そう思い、作成するキーワードの見直しを行いました。

施策

まずは検索ボリュームを意識して「検索ボリューム数が多いキーワード」を選定。これは競合が多くて、なかなか結果が得られませんでした。

続いて、検索ボリュームが少ないキーワードを選定して作成しました。

たとえば「インスタグラム スクショ」「インスタグラム ストーリーズ」だと検索ボリュームが多いので「インスタグラム ストーリーズ スクショ」というように3単語で作成。その結果、検索結果の上位に入ることができました! ただ、ユーザー数・PV数・セッション数がグッと上がることはありませんでした。

個人的によかったのが「リライトって必要?優先順位を間違えた・成功したやり方」のなかでも触れましたが、Googleトレンドを使ったことです。

直近で人気のキーワードを調べられるので、そのキーワードですぐに作成してアップをした結果、ユーザー数・PV数・セッション数が少し上がりました。こちらは引き続き、Googleトレンドで人気のキーワードをチェックして記事作成を行っていく予定です。

まとめ

さまざまな施策を行った結果、ユーザー数・PV数・セッション数が上がるときもありましたが、上昇し続けることはありませんでした。ただ、どれも行わないといけないことではあるので、引き続き上記の施策を続けながらいろいろと試していきたいと思います。

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