こんにちは。LOVELETTER WORKS株式会社の長浜です。

2022年10月ごろ、Frigateのユーザー数・セッション数・PV数は約10万でした。それが翌月から徐々に低下していき、1年後の2023年10月には半分を下回る結果に。その後もさまざまな施策を行ったもののどんどん低下していき、2024年6月には過去最低の数字を出してしまいました。
「どうしたものか……」と悩みつつもほかの業務で忙しく、あまり注力することができていなかったのですが、2024年8月にいきなり上昇。そして9月には今年1番高い数字が出ました!

今回は、ユーザー数・セッション数・PV数が増加した理由と今後の取り組みについてまとめていきます。

なお、過去に行った施策については以下の記事でご紹介しています。

ユーザー数・PV数・セッション数が減少!考えられる原因と施策まとめ
Webサイトのデザインは重要?変更してみた結果と考えたことについて
ChatGPTは記事作成に便利!使った結果と使用時の注意ポイントをご紹介
広告なしにしたらPV数はどう変わった?その結果と気づきをご紹介

ユーザー数・セッション数・PV数が増加!その理由とは

ユーザー数・セッション数・PV数が増加した理由の前に、まずは過去の数値をまとめます。

ユーザー数セッション数PV数
2024年1月2.6万2.9万3.5万
2024年2月2.5万2.9万3.1万
2024年3月3.9万4.3万5.1万
2024年4月2.8万3.1万3.5万
2024年5月2.5万2.9万3.1万
2024年6月1.8万2.1万2.7万
2024年7月1.9万2.2万2.3万
2024年8月3.4万3.8万4.2万
2024年9月
※9月24日まで
4.1万4.6万5.4万

ご覧の通り、8月・9月と数字が伸びています。

SEOは結果が出るまでに時間がかかるので、最初は「あとになって結果が出た」と思っていましたが、7月と8月でかなり差が出たのでほかにも理由があると考え、調べてみました。

それで「高確率でこれだ」と思ったのが、8月16日〜9月4日に行われたGoogleコアアップデートです。
この8月に行われたGoogleコアアップデートは、3月に行われたアップデートのフィードバックを考慮した内容とのこと。3月に「大規模な変動が起こる可能性がある」と言われていたため、アップデート開始から動向をチェックし続けていました。
ちなみに、3月のアップデートでは、Frigateはあまり大きな影響は受けませんでした(3月に一時的に上がって4月以降は数字が下がっています)。

その理由から、8月のアップデートもそこまで影響はないものだと思っていましたが、アップデートの内容には「パフォーマンス向上のために作られたコンテンツを減らし、ユーザーに役立つコンテンツを増やす」も含まれています。もしかすると、数字が伸びた理由はこれが影響していると考えます。実際に、検索結果の順位が変動していました。
サーチコンソールでの順位結果は以下の通りです。

8月9月
1日13.6位9.7位
2日14.4位9.7位
3日14.8位11.8位
4日13.5位11.7位
5日13.6位9.2位
6日14位10.3位
7日14.8位9.9位
8日14.6位9.9位
9日14位9.8位
10日13.9位10.5位
11日14.1位10.5位
12日14.7位9.9位
13日14.8位9.7位
14日12位9.5位
15日13.8位9.8位
16日13.3位10.7位
17日9.9位10.8位
18日9.2位10.4位
19日9.8位10.5位
20日9.7位10.5位

アップデートが始まった8月16日までの検索結果は、14位前後でした。しかし、翌日の17日からは10位前後となっています。
10位以内に入るということは、検索した際に1ページ目に入るということ。つまり、ユーザーの目に留まりやすくそこからクリックしてもらっている可能性が高いと考えられます。

Frigateの今後の取り組みについて

すでに実践している部分もありますが、今後は以下を意識して対応していく予定です。

ユーザーファーストの記事を作成する

Googleでも以前からユーザーファーストについては言及されていたので、そこは絶対に外してはいけないと思っています。
今回、ユーザー数・セッション数・PV数が増加した理由は、ユーザーファーストで記事を作成してきたからだと考えています。そのため、今後も画像も交えながらユーザーが「わかりやすい」と思える記事を作成していきます。

モバイルで使いやすくする

最近はパソコンよりもスマートフォンを使う方が多くなっているので、モバイルでの使いやすさも大事だと思います。実際に、わたしもプライベートで調べものをする際はスマートフォンを使いますし、重かったり表示が見づらかったりするときはすぐ離脱しちゃいます。
とくに現代人はタイムパフォーマンスを重視する傾向にあるため、モバイルで開いた場合にスムーズに閲覧できるか、見えづらくないかなどはチェックして改善していく予定です。

エンティティを意識したコンテンツ作成を行う

Googleの検索エンジンはキーワードの集合体ではなく、エンティティを理解して検索結果を提供しています。
エンティティとは、「実態」「存在」を指す言葉です。人の名前や地名、商品名など実際に存在する人や物を指す言葉と考えるとよいでしょう。
たとえば、俳優の名前で検索をすると検索候補にその俳優の奥さんの名前が出てくることがありますが、これは検索された文章に含まれる人物・物事(エンティティ)をGoogleが理解したうえで、それに適した検索結果を表示しているからです。

SEOでは、エンティティを意識したコンテンツ作成が求められます。ユーザーがどのような質問や疑問を持って検索するかを考えて、記事作成を行っていきます。

E-E-A-T対策を行う

SEOで評価されやすいポイントに「E-E-A-T」があります。E-E-A-Tは、以下の頭文字を取った言葉です。

・Experience(経験):体験談
・Expertise(専門性):作成者の専門知識・技術・スキル
・Authoritativeness(権威性):社会的な信頼性、信頼性の高いサイトからのリンク
・Trustworthiness(信頼性):情報の正確性

Frigateはインスタグラムやアプリなどの情報を発信するサイトなので難しい部分もありますが、経験や信頼性(最新の情報にアップデートする)などは意識して対応することが可能なので、E-E-A-T対策を行っていきたいと思います。

まとめ

今回は「具体的にこの施策を行ったから良い結果になった!」というわけではありませんが、ユーザーファーストを意識してきたからこそ評価されたのはあると思っています。
Googleコアアップデートは年に何回かありますが、そこは変わらないと思うので、引き続き意識して作成していきます。

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